菊池、最多安打“当確”180安打 捕殺3傑独占

 「巨人3-5広島」(29日、東京ドーム)

 スタンドから割れんばかりのチャンステーマが流れた。関東でのシーズン最終戦。菊池がその声援に応えた。

 2点を追う六回1死一、三塁。遊撃前に高く弾んだ打球に広島・菊池は俊足を飛ばし、一塁へヘッドスライディング。適時内野安打で反撃の1点を奪った。「結果的にはよかったけど、内容は全然ダメ」。自身初となる最多安打のタイトルをほぼ手中に収める今季180安打目にも納得の色はなかった。

 五回、田口の二ゴロをさばき、今季の補殺数を523とした。13年に当時の新記録となる528補殺を記録すると、翌14年にも新記録の535補殺をマーク。今季は、523という数字を掲げ、上位3傑独占をもくろんでいただけに「ずっと目標にしていると言っていたので、素直にうれしい」と喜びを口にした。

 「また、新たな目標ができた。来年は誰にも抜かれないような記録を出したい」。背番号33は、さらなる成長に強い意欲を示した。

 巨人に勝利し、セ・リーグ全球団に勝ち越しを決めた。「全部勝ち越しはすごく大きい。どんな形でも全球団から勝ち越せたのはうれしい」。CS突破、32年ぶりの日本一へ弾みをつけた。

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