広島・黒田 23日先発 200勝達成へ全力投球

 広島の黒田博樹投手(41)が、23日の阪神戦(マツダ)に先発する。日米通算199勝で、節目の200勝に王手を懸けて臨む一戦。“3度目の挑戦”として、地元での達成に「個人的なことでまわりの選手に余計な気を遣わせて申し訳ない。次のゲームに勝って、通過点だと思うのでね。その後にみんなでそれ以上の大きな目標があるので、それに向かってやっていければいいと思います」と、まずは勝利で記録達成に全力を注ぐ考えだ。

 プロ20年目、積み上げた白星は199勝だ。王手を懸けて臨んだ6日の中日戦(金沢)は、6回を投げて7安打3失点で4敗目。中6日の登板で臨んだ13日の巨人戦(マツダ)は、6回2/3を投げて今季自己ワーストの10安打、同タイの6失点で降板した。

 日米通算での200勝到達は、2004年野茂英雄氏以来2人目の偉業。球団での200勝到達は北別府学氏に次ぎ、2人目の快挙となる。次回の相手は阪神。今季3試合の登板で1勝0敗(防御率1・59)。昨年は6試合の登板で4勝0敗(防御率2・40)と、日本球界復帰後は負けなしの虎キラーだ。

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