広島が3年ぶりの7連勝で首位キープ
「広島4-2阪神」(24日、マツダスタジアム)
広島がリーグ戦再開の一戦に競り勝ち、2013年9月以来、3年ぶりに7連勝を飾った。
同点で迎えた八回、2死一、二塁で代打・新井貴浩内野手(39)が、右中間を破る決勝の2点適時三塁打。藤川に対して1ボール2ストライクから4球目、真ん中高めの145キロ直球を狙った。
「追い込まれていたし、高めの直球は頭にあった。2球目と同じ球。来る予感があった」。見逃せばボール球。それでも打球は右中間を真っ二つにした。プロ18年目。ベテランの読みと経験が、土壇場で確かに生きていた。
貯金12で、2位・巨人とのゲーム差は最大7に拡大。折り返しの72試合目を勝利で飾った。
17日からのオリックス3連戦では、鈴木が3戦連続の決勝アーチ。若手とベテランが融合しての7連勝に、新井は「気迫が伝わってくる。自分も刺激を受けています」と言う。ただ、試合後はすぐに次戦に向けて気持ちを切り替え「目の前の試合を1試合、1試合、戦っていく。またあした、いい準備をして臨みたい」と前を向いた。