鈴木が雨の激走で追加点、下水流マルチ

4回、鈴木誠也は捕手前にセフティーバントを決め、一塁へヘッドスライディングする=マツダスタジアム(撮影・吉澤敬太)
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 「交流戦、広島-西武」(16日、マツダスタジアム)

 広島が四回、鈴木誠也外野手(21)の激走で追加点を奪った。

 断続的に降り続く雨でぬかるんだグラウンド。先頭で打席に立った鈴木は初球、相手の虚を突いたセーフティーバント。慌てて捕球した捕手・岡田が一塁に悪送球。ヘッドスライディングで内野安打を奪った鈴木は、二塁まで進塁した。続く新井の右飛で三塁に進むと、打席に下水流が立った。

 下水流は三回に左前打で先制のホームイン。今度は1-1から3球目、真ん中に甘く入ったフォークを狙った。打球は左前に落ちる貴重な適時打。激走でユニホームを泥だらけにした鈴木が、ゆっくりとホームに生還した。下水流は今季2打点目、プロ初のマルチ安打。「打ったのはフォーク。高めの球を思い切っていこうと思っていました。一撃で捉えることができてよかったです!!」と振り返っていた。

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