ジョンソン自滅「自分にやられた」

 「交流戦、ロッテ5-0広島」(31日、QVCマリンフィールド)

 恨めしそうに天を仰いだ。移ろう風に、低く慣れないマウンド。初回の失点が最後まで重く響いた。「自分の中では、自分にやられた感じだ」。6回5安打3失点で4戦ぶり4敗目。広島のクリス・ジョンソン投手が敗戦の責任を背負った。立ち上がりがすべてだった。

 先頭の清田に四球を与えると、細谷にもフルカウントから、ランエンドヒットで三遊間を抜かれて一、三塁。続く角中の左前適時打で先制点を失った。さらに無死満塁から初球、井口に真ん中142キロの直球を狙われた。中堅フェンス直撃の2点二塁打で3失点だ。

 「強い当たりはなかったけど。マウンドは低いし、風は背中から来ているようで向かい風。不思議だったね」

 最大風速9メートル。来日2年目の左腕にとって初体験のマウンドだった。2戦連続完封中だったが、10日・ヤクルト戦の初回以来、24イニングぶりの失点。今季は三回までの失点が4度と、序盤の投球に課題が残る。緒方監督は「もったいない」とし、「助言は送っているけど、投げるのは自分だから」と修正を求めた。

 パ・リーグの打者との対戦には「違いは感じなかった」と、二回以降は修正。先発投手として試合は作った。だが、交流戦は黒星スタート。「なるべく早く、試合の中で修正できるようにしたい」。悔しい1敗を糧に次戦の雪辱を誓う。

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