中村恭、今季初先発も3年ぶりVならず
「中日-広島」(15日、ナゴヤドーム)
広島の中村恭平投手(27)が、今季初先発で7回2/3を5安打3失点。八回に2四球を与え、2死一、二塁の場面で降板した。全121球。最後は代わった今村が、ビシエドを中飛に抑えた。
2-0の三回。下位打線からの攻撃で、3点を失って逆転を許したが、味方打線が直後に同点に追い付くと、以降は粘りの投球を続けた。登板前日に「後悔しないように投げたい」と話していた通りに、最速145キロの直球を軸に攻めた。
強打のビシエドには直球を見せ球に、得意のスライダーを決め球にして、3打数無安打に抑えた。昨年8月5日の阪神戦(マツダスタジアム)以来、1年ぶりに巡った1軍登板。2013年4月28日の中日戦(同)以来、1113日ぶりのプロ2勝目はならなかったが、先発投手としての仕事を果たした。