「広島３－４巨人」（３日、マツダスタジアム）

　広島は今季２度目の延長戦で競り負け、２カード連続の負け越しとなった。開幕から９試合を消化して４勝５敗と黒星先行。緒方監督は「勝つチャンスはあった。力を付けて成長していくために、勝ち切らないといけない。競った試合をモノにするために、修正ポイントがいくつか見えた」と振り返った。

　試合後には野間峻祥外野手（２３）の降格と、鈴木誠也外野手（２１）の緊急昇格を決断。野間はこの日、代走で途中出場したが２打数無安打。開幕から全９試合に出場しているが、８打席無安打で、緒方監督は「落とします。打席にしても走塁にしても、ちょっと消極的な姿が目立つ。思い切っていけていない」と説明。２軍戦で実戦を積ませながら、奮起と成長を強く求めた。

　代わって、春季キャンプ中に右太もも裏の負傷で、途中離脱した鈴木が昇格する。２５日のウエスタン・阪神戦で実戦復帰。この日は同中日戦（由宇）に「１番・中堅」で出場し、４打数１安打、１四球だった。５日からはヤクルトとの２連戦（マツダ）。チームの起爆剤として活躍が期待される。