引っ張る!キクマルにリーダーの自覚
広島の菊池涼介内野手(25)、丸佳浩外野手(26)が31日、あらためてリーダーの自覚を口にした。キャンプインを翌日に控え、緒方監督は「間違いなく、やってくれる」と期待。昨季の悔しさをバネに、キクマルコンビが優勝へ導く。
午前中、丸は休日返上で天福球場に姿を見せた。1日から過酷な練習が予想されるがランニング、打撃練習など黙々と汗を流す。打率・249と低迷した昨季から、右足を上げるなど打撃フォームを大幅に変更。1分、1秒を無駄にすることなく打ち込みを続ける。
「やることはやってきた。秋から続けてきたことを発揮する。リーダーとしてプレーでもそうだが、いろんな面で引っ張っていく」
丸が強い意気込みを口にすれば、菊池も呼応するように話した。「丸と引っ張っていくというのは3年前から言っていること。やることをやれば必ず優勝できる」。昨季途中に痛めた両膝は全快に近いようで「膝の調子は順調。動いている中でプレーに変わりはない」と万全を強調した。
リーダーとして迎える2度目のシーズン。指揮官は全幅の信頼を寄せる。「動き、入り方を見るといい方向にいっている。期待したい。引っ張っていってくれると思う」。キクマルの復活なくして優勝はない。25年ぶりの頂点へ若きリーダーが姿勢、結果で引っ張る。