鯉ドラ1岡田、驚異の身体能力判明

 広島の新人7選手が17日、広島市の広島大学病院医科学センターで、体力測定と動作解析に臨んだ。瞬発力や反応時間など7項目の測定で、ドラフト1位の岡田明丈投手(22)=大商大=が、トップアスリート級の数値を記録。一昨年は大瀬良大地投手(24)が、主要項目で上位を独占。期待のドラ1右腕が高い潜在能力を示した。

 ドラ1右腕の潜在能力はやはり、トップアスリート級の数値だった。広島大学病院のスポーツ医科学センターで体力測定と動作解析を実施。柔軟性、瞬発力、反応時間、筋力、持久力、動作解析、体脂肪の7項目で、岡田が高い数字を残した。

 反射神経を測る反応時間では0・25~0・26秒を記録。平均値は0・3169だ。さらに瞬発力の項目では、垂直跳びで52センチ。平均の42・4センチから、約10センチも大幅に上回った。同院の理学療法士・平田和彦氏(36)も「いままで測定した中でも高い数値。トップアスリート級」と、潜在能力の高さに太鼓判だ。

 同院は13年9月に科学センターをオープン。全国的にもハイレベルな3次元動作解析を導入する。42個の測定装置を付けて16台の赤外線カメラ、ハイスピードカメラで撮影。同所では14年から新人選手の測定を開始し、松原チーフトレーナーは「数値化して記録に残すことで、好不調の波やケガの予防…。根拠ある判断が可能になる」と効果を期待する。

 約4時間の測定を終えた岡田は、初体験の連続に充実の表情。「すごい施設でした。今までは自分でトレーニングするだけだったので、新鮮でした。今後に生かしていきたい」と振り返った。技術評価だけでなく、数値でも能力の高さを証明。期待のドラ1右腕は、無限の可能性を秘める。

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