ドラ2・横山 強運パワーで開幕ローテ

 広島のドラフト2位・横山弘樹投手(23)=NTT東日本=が5日、東京都内のグラウンドで自主トレを公開。開幕ローテーションをつかみ取ることを宣言した。元日には、パワースポットとして知られる宮崎県の高千穂神社に初詣に訪れ、背番号と同じ「24」番のおみくじで大吉を引き当てた。強運を味方につけた右腕が、吉兆パワーでローテ入りへ突き進む。

 即戦力として期待される横山に、新年早々最高の後押しがあった。「本当に縁起がいい。家族で盛り上がりました」。元日に地元・宮崎県の高千穂神社を参拝。そこで、背番号と同じ「24」番のおみくじで大吉を引き当てた。

 高千穂神社はパワースポットとして地元では有名。しかも「24」番のおみくじで…となれば、目標とする開幕ローテーション入りへの吉兆とも言える。

 「神社で願い事を言ったことはない」と、高千穂神社では願い事ではなく、心の中で「(プロになって)今までお世話になった人に恩返しをする」と決意表明したという。

 横山にとって、心強い援軍はおみくじだけではない。「黒田さんは僕にとっての恩師です」。入社当時、NTT東日本のエースとしてチームを支えていた黒田信広投手からもパワーを与えられた。

 「エースは前しか向いたらダメだぞ」。そんな熱い言葉を贈られ、黒田投手が使用していたトンボ模様のグラブのウェブも譲り受けた。

 奇遇にも、このウェブは広島の前田も使用していた。エースの米大リーグ移籍は確実な状況。チームの戦力ダウンは否めないが「前田さんが抜けた穴は即戦力として担わなくてはいけない」と力強く意気込んだ。

 ドラフト2位、即戦力としての期待は十分に自覚している。自主トレでは1年間戦えるだけの体作りに励み、年明けは2日から体を動かした。この日も、社会人時代の先輩であり、日本代表にも選出されたことがあるDeNA・井納とランニング、キャッチボールを行い汗を流した。

 昨年12月31日には広島の昨季最終戦、10月7日・中日戦を、ビデオで初回から最終回まで見て目に焼き付けた。「カープの一員として見なくてはいけない試合。悔しい気持ちになりました」と今季に懸ける思いがより一層強くなった。

 「初日の出を見て身が引き締まりました」。パワーは十分に吸収できた。横山が強運を手に、プロの世界に飛び込む。

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