一岡“一から復肩”フォーム動作解析へ

 広島・一岡竜司投手(24)が19日、投球フォームの動作解析導入で復調を目指すことを誓った。三重県津市の「みどりクリニック」で行う江草仁貴投手(35)の自主トレに中崎翔太投手(23)と同行する予定。1年間を戦い抜くベースをつくるため、新たな一歩を踏み出す。

 「江草さんがプロで長く投げ続けられるのには何か秘けつがある。まずは体をケアすることが大切」と考え、シーズン中から頼み込み、同行が実現した。前中日・川上憲伸らも通う同所で年明けから約1週間、投球フォームの分析と修正に臨む。

 今季は38試合登板で防御率4・14。昨季の防御率0・58とは比べものにはならない数字に終わった。「四球が失点につながったところがある」。与四球は昨季の7から21に増加。呼応するように失点も3から21に増えた。「難しい世界。(不調の)原因は分からないが、しっかり見つめ直さないといけない」と決意は固い。

 来季は大瀬良が先発に戻るため、勝利の方程式の一角として期待されている。開幕1軍を目標に、春季キャンプでは初日からブルペンに入る。「体力面だけでなくメンタル面も鍛え直す」。しっかりと準備を整えて、来季は必ずフル回転のシーズンにする。

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