鯉1位岡田2桁星誓った!桜井に負けん

 広島は23日、緒方孝市監督(46)らが大阪府東大阪市の大商大を訪れ、ドラフト1位の岡田明丈投手(22)に指名あいさつを行った。背番号「17」を提示された右腕は開幕ローテ入りと2桁勝利を宣言。12年の野村祐輔、14年の大瀬良大地と続く、ドラフト1位の大学生右腕による新人王の系譜をつなげる覚悟を口にした。

 緊張していた顔に、使命感がみなぎっていった。1位指名を受けたドラフト会議から一夜明け、岡田は緒方監督と初対面した。力強く握手を交わし、熱いゲキを受けた。求められたのは来季の開幕ローテ入りだ。

 「すごくチームのことを考えている監督さんだな、と思いました。絶対に活躍して、期待に応えたい」

 球団からは背番号「17」を提示された。巨人にFA移籍した大竹を最後に、2シーズン空位だった背番号。球団の期待を意気に感じた。

 先輩に続く。12年の野村、14年の大瀬良と、広島のドラフト1位投手は現在2人続けて新人王に輝いている。「期待以上の結果を出せれば。2桁(勝利)はいきたいと思います」と、系譜を継ぐ覚悟を口にした。

 今年は春秋のリーグ戦で12勝無敗と大ブレークした。軟式野球部だった中学時代は三塁手。大商大高1年の春に「誰も立候補しなかったので」と投手に挑んだ。投手歴7年の右腕。今もなお、進化の途中だ。

 85年に新人王を獲得し、背番号「17」の先輩である川端順編成部長は「フォームに欠点がない。肩は使い減りしていない。伸びしろは大きい。遠投する姿は沢村(巨人)を思い出した程だ」と、その能力を説明した。

 秋のリーグ戦を制した大商大のエースとして、2枚の明治神宮大会(11月13日~、神宮)出場切符をかけ、31日から関西地区大学野球選手権に臨む。巨人のドラフト1位・桜井(立命大)と初対戦する可能性もあるが「絶対に負けたくはない。自分の投げる試合は全部勝ちたい。(無敗を)最後まで続けたいです」とキッパリ。日本一の称号を手土産に、新人王ロードへの歩みを踏み出す。

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