前田14勝目 打でも「PL学園の4番」

8回阪神2死、代打阪神・新井良太を二飛に抑え、雄たけびをあげる広島・前田健太=マツダスタジアム(撮影・出月俊成)
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 「広島2‐1阪神」(26日、マツダスタジアム)

 4位広島が連敗を4でストップし、3位阪神とのゲーム差を2・5に戻した。

 1点を追う五回、2死一、二塁から新井、エルドレッドの連続適時打で逆転に成功。先発前田は8回1失点でハーラー単独トップの14勝目。九回を締めた中崎が26セーブ目を挙げた。

 阪神は一回にゴメスの左前適時打で先制したが、二回以降は追加点を奪えなかった。

 本拠地でのお立ち台で前田は「とにかく勝つということだけを考えてマウンドに上がりました」と振り返った。五回には二塁打で出塁し、同点のホームを踏むなど攻撃でも貢献。「皆さん、お忘れかもしれませんが、PL学園の4番バッターでした」と言って笑わせた。

 レギュラーシーズンは残り7試合。「最後まで一生懸命頑張ります。プロとして、あきらめるということは一番格好悪いことだと僕は思っているので、とにかく一生懸命、全力で勝ちにいきます」とファンに誓っていた。

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