広島土砂災害から1年…野村粘投実らず
「中日5-2広島」(20日、ナゴド)
広島・野村がうつむきバスへと歩を進めた。約1カ月ぶりの1軍先発は、5回2/3、8安打3失点で7敗目を喫した。0-0の四回に先制点を献上。0-1の六回にも3連打で2失点した。悔やんだのは、2死後から失点した四回。「どうにかして防ぎたかった。流れをつくることができなかった」と唇をかんだ。
この日は死者75人、尊い命を奪った広島土砂災害からちょうど1年だった。昨年11月に避難場所となった梅林小学校を訪問し児童らとふれ合った。「チームが勝つことで元気を与えられると思う」。並々ならぬ闘志を燃やして臨んだマウンドで結果を残せなかった。
「次、頑張ります」。このままでは終わらない-。強い決意を、短い言葉に込めた。




