バレリーナ森下氏 平和祈り始球式
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「広島-阪神」(5日、マツダ)
国際的なプリマバレリーナの森下洋子氏が始球式を行った。「どきどきしていたんですが、皆さん喜んでくれたみたいで、今はほっとしています。子どもの頃からカープファンでした。始球式は初めてで緊張しました」と振り返った。
森下氏は広島市出身。母と祖母が被害を受けた被爆2世で、核兵器根絶と平和への思いを込めた「ピースナイター2015」で大役を務めた。「人類にあってはならないことが広島で起こった。原爆は絶対にあってはならないメッセージを伝えたい」と話した。
始球式には自身の名前から「45(洋子)」のユニホームと、バレエ用のスカートを着用。同スカートはカザルスが反戦の思いを込めた名曲「鳥の歌」を踊る際に使用した衣装で、投球前にはバレエのポーズを披露し歓声を浴びていた。