黒田が導く!3カ月ぶり5割復帰星

 広島・黒田博樹投手(40)が6日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加し、チームを5割復帰に導く好投を誓った。前回の6月30日・巨人戦(東京ドーム)では逆転サヨナラ負けを喫したが、既に気持ちの切り替えは完了。借金1で迎える7日・DeNA戦(マツダ)では、己の仕事を完遂するのみだ。

 泰然自若という言葉がよく似合う。黒田はショートダッシュやキャッチボールなどで汗を流し、7日・DeNA戦への調整を終えた。チームは借金1。3月31日以来の5割復帰が目前に迫ってきた。「やることは変わらない。ポイントになる打者を、注意して抑えるのがベスト」。今季の節目となる勝利を導くことを誓った。

 あの“悪夢”から仕切り直しとなる。6月30日の巨人戦では、八回までは3安打無失点に抑えたが、1-0の九回に2点を奪われ、逆転サヨナラ負けを喫した。「切り替えながらここまで来た。悔しさを残りの野球人生につなげられたらいい」と、目の前の一戦に全力を尽くすだけだ。

 ただ、巨人戦での好投が物語るように、状態は上向いている。自身の月間防御率は5月4・07から、6月1・47と上昇。「春先は手探り状態だったが、相手の特徴がだんだん分かってきたのが大きい。チームも上がってきているので、自分も上げていければ」と、貫禄たっぷりに話した。

 黒田が重視するのは、年間を通してチームに貢献すること。ベテランには厳しい夏を迎えたが「気をつけるのは体のコンディション。常にいい状態でいられるように努力するだけです」と平然。5割復帰がかかる重圧を周囲に感じさせず、一心不乱に右腕を振り続ける。

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