広島平和想い全員86番で8・6阪神戦

ピースナイターで着用する背番号「86」のユニホームを披露する広島・前田健太=マツダスタジアム(撮影・出月俊成)
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 広島が6日、来月6日の阪神戦(マツダ)で実施される「8月6日ピースナイター」で、着用するユニホームのお披露目会見を行った。会見にはエース前田健太投手が登場。当日は監督、コーチ、全選手が胸に「PEACE」と刻まれた、背番号「86」のユニホームを着て試合に臨む。

 球団としては初めての試み。原爆投下から70年の節目として、帽子には白い鳩、背中には名前ではなく「HIROSHIMA」が刻まれる。原爆で壊滅した街の復興を旗印に、産声を上げた市民球団。慰霊の意を表すとともに「8月6日」に対する想いや記憶の歴史を継承して、次世代に引き継ぐきっかけになることを願うという。

 前田は「8月6日という特別な日に、全員で同じ番号のユニホームを着て戦うことは、身の引き締まる思い」と話した。その上で「カープという球団は、地域の皆さんとともに歩んできた球団です。すごく大切な日。記憶から薄れることは悲しいこと。しっかりカープの選手として、野球を通じて忘れてはいけない思いを、全国に伝えていきたい」と特別な思いを明かした。

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