初回いきなりシアー弾「手応えあった」

 「巨人2-3広島」(2日、東京ド)

 試合を優位に進める先制点を、広島の頼れる助っ人がたたき出した。初回1死一塁。シアーホルツがポレダの直球を捉えた。カウント1-1からの3球目。真ん中内寄りの失投を逃さなかった。

 打球は大きな弧を描き右中間席に着弾した。9試合ぶりの7号2ラン。「1打席目から甘い球をしっかり振れた。先制点になって良かったよ。いい手応えがあった」。表情を変えず、悠々とダイヤモンドを一周した。

 ポレダとは米国時代も含め、過去に対戦経験がなかった。それでも好球必打という当たり前のテーマを、初対戦の打席で実行した。

 この日、調子が下降線のエルドレッドがスタメンを外れた。長打力が落ちた打線の中、シアーホルツがしっかり穴を埋めた。来日後、左投手からの本塁打はこれが初めてだが、実は右でも左でも対戦打率は変わらない。それだけに今後も左から長打が増えれば、頼もしさは倍増する。

 夫人は現在米国に帰国中。一人暮らしが続くが、「1人でいるのは苦にならないんだ」と、問題はない。プライベートではエルドレッドと食事をするなどしてリラックスし、試合には集中している。

 チームは5試合連続で先制し、その間の成績は4勝1敗。借金返済ムードが高まる中、シアーホルツがしっかり存在感を見せている。

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