鈴木誠が豪快ソロ!田中も2ラン

 「交流戦、ソフトバンク0-6広島」(12日、ヤフオク)

 真っ赤に染まる左翼席最前列で白球が弾んだ。広島・鈴木誠の4号ソロは、今季から新設されたホームランテラス後方フェンスを越えた。

 3点リードの四回1死。5球目のシンカーに反応した。「たまたま打てました。しっかり間が取れているから反応できたと思います」とスピードの変化にも対応した。

 二回には2死からチーム初安打となる中前打を放ち、同期で先輩でもある田中の先制4号2ランを呼び込んだ。田中は10日の西武戦(西武プリンスドーム)で1番から7番に降格。屈辱を胸にその試合で6打点、そして黒田に大きなプレゼントとなる一発を放った。「内に入ってきた球。打順は関係ないです」と話した。

 プロ3年生コンビが、鷹打線のお株を奪う一発攻勢。ソフトバンクには13年5月15日にマツダスタジアムで勝ったのを最後に6連敗、敵地・ヤフオクドームでは1分けを挟んで8連敗を喫していたが、ようやく止めた。

 鈴木誠は10日の西武戦の守りでミスを犯した。それでも6試合連続安打で打率も・324と好調をキープ。緒方監督は「西武ドームでのミスからはじまって、スタメン起用に応えてくれた。あいつは何か持っているんだろう」と、若武者に期待を寄せた。

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