相性抜群!ジョンソン本拠地無失点
「広島5-0中日」(19日、マツダ)
降雨中断をものともしない。高い集中力を保ち、自分を見失わず投げ続ける。それが広島・ジョンソンの強みだ。
「中断して体の動きに難しさがあった。でも気候は自分で何とかできない。それまでの流れを切らないように、集中して投げたよ」
33分間の中断が明けた2-0の七回、先頭への四球から1死二、三塁のピンチを背負った。ここで打席には代打・小笠原を迎えたが、高いバウンドのゴロに打ち取ると自ら捕球し、本塁へ素早く送球。間一髪のプレーで三走の生還を阻止し、続く代打・藤井も遊ゴロに抑えた。失点すれば中日に流れが傾きかねない場面で、冷静さを失わずに投げきった。
終わってみれば8回6安打無失点。「広島のファンの前で投げる時はいい結果が出る」。これで本拠地登板は2戦2勝で、17イニング無失点。相性は抜群だ。
悪天候にも関わらず、球場には2万9578人が詰めかけてくれた。「世界のどこに行っても、こんなに一生懸命応援してくれるファンはいない。素晴らしい」。粘投を支えてくれた声援に感謝した。
緒方監督は「8回を投げてくれた。苦しい場面も乗り切ってくれた」と称えた。どんな天候でも安定した投球を見せる背番号「42」の存在は、頼もしい。
