緒方カープ初勝利!24年ぶりVへ発進

 「広島1-0ヤクルト」(28日、マツダ)

 広島は今季初勝利を挙げ、緒方孝市監督(46)が指揮官としての初白星を手にした。新外国人クリス・ジョンソン投手(30)の快投が光る中で、決勝弾を放ったのは、丸佳浩外野手(25)とともに新チームリーダーに指名した菊池涼介内野手(25)。24年ぶりの優勝に向け、選手への感謝を口にした“監督1勝”。さらに白星を積み重ねていく。

 サングラスを外し、おもむろにグラウンドに歩み出した。今季初勝利に沸く超満員のマツダスタジアム。緒方監督はナインとともに整列し、スタンドに向け帽子を取った。“勝利の儀式”に臨む表情は引き締まったまま。悲願の24年ぶり優勝に向け、新監督が最初の一歩を踏み出した。

 スコアは1-0。開幕戦で延長十一回の末に敗れたヤクルトとの投手戦を制した。

 指揮官は監督初勝利の味を「選手が頑張った。選手に感謝したい」とかみしめた。1安打完封となるジョンソンの快投をたたえつつ、最少得点差の接戦に「最後までドキドキするのは去年と同じ。そういう点ではあまり変わりがないよ」と、感想を口にした。

 三回、菊池の今季チーム1号となるソロ弾が決勝点になった。丸も今季初のマルチ安打を放った。昨秋の監督就任後に「チームを引っ張ってくれ」と直接言い渡した2人が、開幕カードで奮闘している。

 緒方監督は春季キャンプで、2人に“キャンプMVP”の評価を与えた。「ベンチで一番声が聞こえてくるのは丸と菊池。2人は数字を残さないとたたかれる立場で、自分のことで精いっぱいのはず。それなのにすごいことだ」と、信頼を寄せている。

 ただ、キクマルに頼りすぎてはいけない。「本来は他の若手や控えから、もっと声が出てくるべき。チームとして、まだ成長していかないといけない点は多い」。理想の姿はまだまだ先にある。

 厳しい姿勢を貫きつつ、選手に声をかける時は温和な表情を見せる。「時には自分から降りていくことも必要。首根っこをつかんで、言い聞かせることはしたくない」と話す。厳しさと優しさを共存させて前に進む。

 29日は黒田が先発する。「黒田が少しは楽に投げられる展開にしたい」。ジョンソンから渡されたウイニングボールを手に、球場を引き揚げた。

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