奥田民生 C本拠地開幕で“捕球式”

始球式で捕手を務める奥田民生=マツダスタジアム(撮影・出月俊成)
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 熱烈なカープファンとして知られる広島出身のシンガーソングライター・奥田民生(49)が27日、マツダスタジアムで始球式に登場。24年ぶりの悲願の優勝へ、ファンと一体となって突き進んでいるカープに「ここまできたらいい加減に(優勝)してほしい」と愛のゲキを飛ばした。

 本拠地開幕の始球式ではキャッチャーとして、投手を務める松井一實広島市長の高めのボールをノーバウンドでキャッチ。始球式ならぬ“捕球式”を終えた奥田は「投げるより全然楽でした」と感想。今季のカープに対し「ここまできたらいい加減に(優勝)してほしい。今年だめだったらいろんな所で怒るでしょう。タイミング的に今年がいい。(メジャーから復帰した)黒田さんは安定しているし、(阪神から広島に復帰した)新井さんも帰ってきたんで」と優勝への期待度MAXで話した。

 この日は新井選手と同じサイズの帽子をかぶり、始球式にのぞんだが「めちゃくちゃサイズがでかいです。ぼくも頭でかいんですけど」とお約束のネタでも笑わせた。

 また、かつて広島が優勝したら曲を作る、と公言していたことを聞かれると「だれと約束したかも古すぎて覚えてないんですけど(笑)。オファー来なかったとしても勝手に作ります!」とカープ愛を全開にしていた。

 奥田は始球式に先立ち、広島市内のホテルで記者会見。11月28日にカープの本拠地・マツダスタジアムで「奥田民生ひとり股旅スペシャル@マツダスタジアム」を開催することを発表した。

 奥田はギター一本での「ひとり股旅」スタイルで、04年10月に広島市民球場でライブを開催しており、新旧カープの本拠地を制覇する。同スタジアムでのライブ開催は初。

 この場でも「ライブ(開催)の前にカープが優勝してほしい。みんなで応援していただきたい」とエール。なお、この会見の模様は広島ホームテレビの夕方のニュース帯番組「HOME Jステーション」放送枠を20分拡大(前倒し)して緊急生中継した。

 なお、奥田はデビュー10周年の04年8月にソロで、09年にはユニコーンとして広島の本拠地で始球式を行っているが、開幕戦は初めて。

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