大瀬良使える!スプリット改良フォーク

 広島・大瀬良大地投手(23)が4日、マツダスタジアムでシート打撃に登板。今春キャンプで習得を断念したスプリットに代わり、新たにフォークに手応えをつかんだ。

 石原のバットがピクリともしなかった。スプリットのような球速はない。それでも打者のタイミングを外した。大瀬良は「こっちの方が手応えがある。フォークという表現がいい」と力を込めた。

 春季キャンプでは当初、スプリットに挑戦し、ブルペンで好感触を得ていた。2月28日の練習試合・日本ハム戦(名護)で試したが、「ボール(ゾーン)からボールになって、打者は振ってくれなかった」。実戦では、効果的な変化を得られなかった。

 だが諦めず、キャンプ最終日の2日にブルペンで改良に取り組んだ。「スプリットより指を広げて、人さし指を縫い目に掛けて握った。ストライクからボールにもなる」。大学時代にもフォークの習得を目指したことがあったが、今度はしっくりときた。

 シート打撃では打者11人に投げて、1安打に抑えた。キャンプ終盤に黒田から伝授されたツーシームにも一定の手応えがあった。「フォークはこれから使って行きたい」。開幕まで1カ月を切った中で手にした新たな武器。大瀬良の満面の笑みが、自信の証しだ。

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