新外国人グスマンまるでルナ!竜驚がく
「広島春季キャンプ」(9日、日南)
広島の新外国人、ヘスス・グスマン内野手(30)=前アストロズ=が、広角打法を披露した。ランチ特打を行い、44スイング中、安打性は16本。柵越えこそなかったが、右中間へのライナーが多く、シュアな打撃が際立った。新井宏昌打撃コーチ(62)は日本向きな打撃スタイルだと太鼓判。竜の007は「ルナのようだ」と警戒心を強めた。
ライナーが鮮やかに逆方向にはじき返される。決して100%のスイングではない。グスマンは自らのスタイルを確認しながら、ランチ特打で充実の44スイングを披露した。
鮮やかに広角に打ち分けた。打球の方向は、右翼に14本、中堅に15本、左翼に8本(ファウル7本)。柵越えはなかったが安打性の当たりは16本で、うち14本が中堅や右方向への打球だった。
スタンドでは他球団の007が食い入るように見つめた。中日の善村スコアラーは「初日と比べて打球が力強い。ボール球を振らない姿勢もいい」と警戒。「うちのルナのようだ」と、自軍で2年連続3割をマークした助っ人と姿を重ねた。
新外国人では球団初の年俸100万ドル(約1億800万円)で契約したグスマン。「ラインドライブで、右中間方向にパワーを伝えることを心がけている。今はタイミングを取ることがテーマだ」と、汗をぬぐった。
数々の外国人を見てきた新井打撃コーチも高評価だ。「内からバットが出る。いいスイングなので期待している。スイングで引っ張り込む外国人は、日本で苦労することが多いから」。パワー自慢に走らない姿勢が、期待を膨らませている。
初のキャンプ休日前の5日には、緒方監督と外国人選手全員で食事をした。「監督の情熱や野球観が伝わり、期待されていると感じた。やりやすい環境をつくってもらって感謝しているし素晴らしいボスだ」とグスマン。指揮官の人となりを知り、今後にプラスとなったのは間違いない。
日南キャンプの寒さは苦手だという。それでも「野球をすることに変わりはない。日本の気候にも、カープのスタイルにも順応する」とキッパリ。24年ぶりの優勝の原動力となるべく、エンジンをさらに熱くする。
