鯉新助っ人グスマン「サムライ」になる

 広島の新外国人3選手が28日、マツダスタジアムで入団会見を行い、ヘスス・グスマン内野手(30)=前アストロズ=が“サムライ”になることを誓った。同じベネズエラ出身で、日本通算357本塁打を放ったアレックス・カブレラ氏(43)=元西武など=から助言を得て来日。故郷で「サムライ」と呼ばれる先輩に続く覚悟を示した。背番号は「13」に決まった。

 高級ブランドのスーツがよく似合う。リュックサック、ベルト、靴も高級ブランドでそろえた。スタイリッシュな姿で現れたグスマンは、新外国人では球団初の年俸100万ドル(約1億800万円)で契約した選手らしいオーラを漂わせた。服装を問われると、「仕事で成功すれば生活も豊かになる。いろんなモチベーションがあるよ」と冗談を交えて語った。

 今オフは母国ベネズエラで自主トレを積んだ。来日前には西武などで計12年間プレーし、日本球界で通算357本塁打をマークしたアレックス・カブレラ氏と会い、助言を受けた。「日本での生活のことや、シーズン全般のことを話した。彼は日本で長くやって、ベネズエラでは『サムライ』と呼ばれている。もちろん僕もそう呼ばれたい」。同じベネズエラ出身の大先輩に続く覚悟だ。

 マリナーズ時代に同僚だったヤクルト・バレンティンとも連絡を取った。「日本では野球を楽しめる環境がある、と言われた。自分も楽しみにしている」と、余裕たっぷりに笑った。

 自身のプレースタイルはカブレラ、バレンティンと異なり、中距離打者。主に一塁と外野を守る。米マイナー時代は打点を数多く稼ぐことから、スペイン語で「機械」を意味する『マキナ』と呼ばれていた。勝負強さには自信がある。開幕は「一塁・エルドレッド」「左翼・グスマン」の起用が有力。「自分はライナーをしっかり打てるしパワーもある。どのポジションでもやっていく」と意欲を示した。

 米大リーグから8年ぶりに復帰する黒田とは対戦経験もある。「5打席ほど対戦してヒットは2本くらい打った。米国でもいい投手で対戦したくない相手の1人。同じチームになれて良かったよ」と頬を緩めた。

 24年ぶりの優勝がかかる今季。具体的な数字は挙げなかったが、「自分の頭の中には理想とする数字がある。その数字に近づいてチームに貢献したい」と力強く言い切った。快打で頂点に導き、必ず“サムライ”の称号をつかみ取る。

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