大瀬良“背信”抹消も…打球直撃で降板
2014年7月9日
「阪神3-1広島」(8日、甲子園)
広島のドラフト1位・大瀬良大地投手(23)=九州共立大=は、四回途中、右手に打球を受けて降板。3回2/3を3失点で4敗目を喫した。5試合連続で“背信投球”の右腕に、野村謙二郎監督(47)は2軍での再調整を含めた処置を取ることを明言。開幕からローテを守るルーキーに、大きな試練が訪れた。チームは3位・阪神に1ゲーム差に迫られた。
これまでにない姿だった。大瀬良は1‐2の四回、先頭の梅野に左越えソロを浴びた。直球を強振され、打球がスタンドに入ったのを確認すると、右手を腰にやり、しばらくうつむいた。強気を信条とする男が、力なくうなだれた。
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