エルド5号2ラン!鯉14年ぶり貯金6

 「広島8-2阪神」(17日、マツダ)

 広島が阪神に完勝し、首位攻防戦を2勝1敗で勝ち越した。4番のブラッド・エルドレッド内野手(33)が5号2ランを含む2安打3打点と活躍し、今季最多8得点のチームをけん引した。リーグ最少得点の打線が目覚め、14年ぶり、今世紀初となる貯金6。首位固めに成功し、上昇ムードが一層高まった。

 誇らしげにお立ち台に立った。エルドレッドは「ナイスゲーム。打線が(投手を)サポートすることができて良かった」と胸を張った。お立ち台をともにしたバリントン、松山とともにファンとハイタッチ。196センチ、122キロの大男は笑顔。首位を走る喜びを、全員で共有した。

 三回、先頭の丸が右翼線三塁打。続く4番は「無死だったし、外野に打ち上げようとした。思ったより飛んでいったね」。メッセンジャーの直球を強振。犠飛狙いがライナーで中堅フェンスを越える5号2ランとなり、リードを4点に広げた。七回は2死一塁から中越え適時二塁打を放ち7点目をたたき出した。

 野村監督は初回2死からの得点を喜んだ上で、4番について「あの一発も大きい。七回も2死から打ってくれた」とたたえた。主砲の2安打3打点などで、チームは今季最多8得点。2カード連続勝ち越しで14年ぶりの貯金6となった。

 昨季のエルドレッドは4月に右手に死球を受け骨折。残留は微妙だったが、指揮官の評価が高く生き残った。

 春季キャンプでは度々、野村監督から直接指導された。「練習から中堅から右に打つ。去年だったら引っかけていただろう」と指揮官は外角の見極めで成長していることに目を細めた。

 4番はホームランを放った際に贈られるスラィリー人形を手に「2人の娘に渡します。パパが本塁打を打ったと喜びます」と笑顔。14日の休日は米国から来日中の両親と兄、ともに暮らすシンディ夫人、エヴリィちゃん(4)、ケンシィちゃん(2)姉妹と、広島の平和公園を訪れた。

 家族の前での晴れ姿。打率・386、5本塁打、11打点はすべてチームトップだ。頼れる4番は「1打席を大切に、勝利に貢献したい」と締めくくった。

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