一岡2・1から100%の力でアピール

 巨人にFA移籍した大竹寛投手(30)の人的補償で入団した一岡竜司投手(23)が14日、廿日市市の大野寮に入寮した。ここまで順調に自主トレを行っている最速150キロ右腕は、春季キャンプ初日にブルペン入りし、首脳陣にアピールする構えだ。

 「2月1日に100%の力を出したい」

 移籍1年目のキャンプへ向けて、着々と準備を進めてきた。7日の入団会見後に鹿児島・薩摩川内市へ移動。元同僚の杉内俊哉投手らと6日間トレーニングをともにした。

 午前8時半にホテルを出発。体幹トレやダッシュなど約7時間、ハードな練習を行ってきた。13日には捕手を座らせ20球を投げ込んでおり「体は100%の状態」と自信をのぞかせた。

 自ら志願し、初めて杉内の自主トレに参加した。「ブルペンで後ろ(背中側)から見て、リリースの時だけ力感があった。勉強になった」。リリースまでの間にどれだけ力を抜けるかを課題としている右腕。球界を代表する投手の“生きた教材”は大きな参考となった。

 11日に23歳の誕生日を迎え、サプライズのケーキでお祝いされた。杉内からは「頑張ってこい」と背中を押されたという。

 「どこでも投げる。広島は若い選手が多い。争いが激しいので頑張らないといけない」。一岡が新天地での活躍を誓い、新たなスタートを切る。

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