広島の今井啓介投手（２６）が８日、大竹の背番号「１７」の継承を目標に掲げた。遠征先では食事に連れられるなど目をかけられてきた大竹から、巨人へのＦＡ移籍決定後に「１７番はお前にやるよ」と、エールを受けていたという。マツダスタジアムで汗を流した右腕は「自分で１７番をつかめるような成績を残したい」と誓った。

　先発ローテ入りの期待がかかる今季。昨年、一昨年と主に中継ぎを任されたが、先発での白星もあった。「悪くても抑えられる感覚はある。あとは開幕さえうまくいければ。体さえ大丈夫ならいけると思う」。春季キャンプ中の故障や不調が原因で、まだ一度もない開幕１軍を自らに課した。背番号６２からの飛躍を狙う。