ミコ残留!球団初助っ人1億円トリオ

 広島は24日、キャム・ミコライオ投手(29)と来季の契約を結んだことを発表した。3年目の来季は、1年契約で3940万アップの1億1500万円プラス出来高払い。今季27セーブをマークした守護神との契約更新は難航し、年越しの可能性もあったが、無事残留が決定した。またミコライオ、バリントン、キラと年俸1億円以上の外国人が3人以上になったのは球団史上初。“1億トリオ”が野村鯉の命運を握る。

 鯉党にクリスマスプレゼントが届いた。2年間で計48セーブを記録した守護神ミコライオが、来季も野村鯉の一員として残ることが決定した。球団は来季の戦力としてオファーを出していたが、米球界復帰の可能性も探っていたため交渉が難航。結果的に残留が決まり、球団首脳は「提示よりちょっと高めの金額になったが、早めに決めたかった」と語った。

 3年目の来季は、ビッグマネーを手に入れる大型契約になっているもようだ。年俸は1億1500万円だが、セーブ数、防御率、ホールド数などすべてのインセンティブの条件をクリアすると、合計1億5千万円以上の金額になるという。

 当然、来季の役割は抑えが有力だ。三振数が12年の54個から今年の39個に減少したことに不安は残るが、チーム内では永川勝とともに抑えの経験は豊富。さらに日本で2年間生活したことで、「生活環境など精神面での不安はない」(球団首脳)というメリットもあり、来季は今季以上の成績を期待できる。

 ミコライオだけでなく、外国人への期待は例年より高い。今オフ、年俸1億円以上で契約した外国人はバリントン(1億3560万円)、キラ(1億円)、ミコライオの3人。外国人の1億円プレーヤーが3人以上出たのは、球団史上初の出来事だ。異例の出費だが、それだけ“1億円トリオ”が来季のチームにとっては必要不可欠な戦力ということだ。

 現時点では、エルドレッドや新外国人のフィリップスを合わせ、外国人は5人。今後も投手や右打者の外野手など、補強ポイントについては調査を続けていくが、基本的にはこの5人体制で来季に挑む野村鯉。過去最強の助っ人陣が23年ぶりの優勝へ導く。

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