菊池が竜キラー弾!通算10本中5本目

 「広島3‐8中日」(5日、マツダ)

 大敗の中で存在感を示した。広島・菊池が1本塁打を含む2安打2打点の活躍だ。

 2点を先制され迎えた三回無死一塁。大野の3球目、内角高め148キロの直球を、体をうまく回転させ振り抜いた。快音を残した打球は、左中間席最前列へ。いったん試合を振り出しに戻す2ランを放った。

 自身も納得の一打。「久しぶりにいい感じに(球が)バットに絡んだ。(逆風の)風があったがよく届いてくれました」とコメントした。

 今季はこれが8本目の本塁打。しかも、その内4本が中日戦だ。さらにプロ通算も10本中、5本が竜戦で放ったもの。まさに“中日キラー”ぶりを見せつけた。六回にも中前打を放ち、この日2安打をマークした。

 2年目の今季。開幕からスタメンで起用されることが多い。シーズンを通して1軍でプレーするのは今季が初めて。体は満身創痍(そうい)の状態だ。キャンプ中に痛めた左手首は、今も完治せず、テーピングを巻いて出場を続けている。

 それでも「残り試合は少ない。細かい、痛いところはいっぱいあるが、やるしかない」と定位置を譲るつもりはない。

 今季は残り23試合。4位中日とは4試合を残す。佳境を迎えるサバイバルレース。チームを初のCSに導くために、最後まで光を放ってみせる。

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