ルイスやればできる!レーザー&ダイブ

 「阪神0-2広島」(30日、甲子園)

 やればできることを示してくれた。打撃が売りだった広島・ルイスが、期待されていない守備でビッグプレーを連発。前田健の完封劇を見事にアシストした。

 2点リードの三回だった。1死一、二塁で、大和の打球は左前へ運ばれた。これに猛チャージしたルイスは、懸命に本塁へ返球。石原の好ブロックもあり、二塁から生還を狙った秋山をアウトに仕留めた。今季2つめの補殺だが、「まさか(阪神の)三塁コーチが(二塁走者を)回すとは思わなかった。しっかりとプレーできたよ」と、にやりと笑った。

 これだけではない。なお2死一、二塁で、鳥谷が捉えた会心の打球が左中間へ飛んだ。今度はそれをダイビングキャッチ。抜ければ一気に同点になるピンチを救った。「グラブの方に球が飛んできたよ」。2つの好守を見せた助っ人が三塁ベンチに戻ると、全選手が大きな拍手で出迎えた。

 打撃でも好調をキープしている。一回には右中間への二塁打で出塁し、先制のホームを踏んだ。この日は2安打を放ち、2試合連続のマルチ安打を記録した。

 野村監督も大喜びだ。「あの守備は大きかった。みんながルイスを盛り上げてくれている」。陰の立役者となり、「勝ちにつながったならばうれしい」と充実感を漂わせたルイス。夏の訪れとともに、やっと助っ人が力を発揮してきた。

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