キラ光った!2軍戦デビュー即適時打
「ウエスタン、中日3‐5広島」(22日、ナゴヤ)
広島の新外国人、キラ・カアイフエ内野手が「3番・一塁」で先発出場し、来日初安打となる適時打を放った。六回無死二塁から岩田の135キロの外角シュートを捉えると、打球は中堅フェンスを直撃する勝ち越しタイムリーとなった。「久しぶりの実戦だったこともあって、それまではちょっと焦っていたけど、あの打席はゆったりボールを見ることができた」と会心の一打を振り返った。
ダイヤモンドバックス傘下3AリノからFAになって約1カ月近く実戦から遠ざかっていた。「今日は85%の出来だったけど、明日の試合で100%に持っていけるんじゃないかな。とにかくチームメートと楽しく野球ができたのが良かった」と笑みを浮かべた。
一塁守備も無難にこなした。八回、投手強襲打を処理した遊撃からのショートバウンド送球も、軽快なハンドリングでアウトにした。「ファーストは専門だったと言うし、うまい。サードもできると言うけど、明日は栗原も使わないといけないし、外野で使ってみたい」。内田2軍監督は外野での起用も示唆した。
さらに打撃について「2打席目の右飛も実戦の勘が戻ってくれば、オーバーフェンスだし、全部の打席、悪くなかったよ。体の軸がぶれない。もっと自分のポイントでつかまえていけば、もっと飛距離は出るはず」と期待を膨らませた。