赤ヘルV1戦士ホプキンスさん“凱旋”

 広島の初優勝に貢献した元内野手のゲイル・ホプキンスさん(70)が23日、広島市で開かれている日本整形外科学会の学術総会で、整形外科医になるまでのキャリアについて講演し、「患者のために新しい技術を学んで」と訴えた。

 ホプキンスさんはもともと大リーグ選手だが、選手生命の短さに気付き、「医師として社会に貢献しよう」と、メキシコの医大に進学を考えていた。だが1975年に、当時監督をしていたジョー・ルーツ氏から熱心に誘われ、カープに入団した。

 同年の巨人との優勝決定戦では3ランホームランを放ち、優勝を決定的に。ホプキンスさんは講演で、この時の動画を紹介し「優勝パレードで、広島中が沸き立つ中、このチームの一員だったことを誇りに思った」と顔をほころばせた。

 カープ時代も、広島大の藤田尚男名誉教授の研究室に通い、臓器や細胞、菌の研究を続けていた。77年にはプロ野球を引退。米国の医大を卒業し、現在は米国で整形外科を開業しているという。

 野球はファンのためにベストを尽くしていたというホプキンスさん。専門医らには「医療は常に変化しているので、新しい技術を学び、吸収してほしい。それが患者のためにもなる」とエールを送った。

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