ソコロ上々の来日初登板…1回無失点
「広島2-3DeNA」(6日、マツダ)
広島・ソコロビッチが来日初登板で1回1安打無失点に抑えた。本拠地で今季初の1軍に昇格し、2‐3の八回にいきなり出番は訪れた。
先頭・内村を遊ゴロに仕留めると、井手はこの日最速149キロで三ゴロ。ブランコには左前に打たれたが、中村を146キロで遊ゴロに斬り、切り抜けた。
4月下旬まで右肩痛でリハビリしていたこともあり、「まだ最初の段階」と本来の調子ではない。それでもスライダー、チェンジアップと変化球の精度も申し分ない。
「体の調子も良かった。(149キロは)登板数が少ないし、だんだんと調子は上がる。速度じゃなく、アウトを取って、チームに貢献するのが仕事」と、まだ序の口と言わんばかりに話した。
外国人枠の問題もあり、開幕は2軍スタートだったが、エルドレッドの離脱で巡ってきたチャンス。「外国人はみんな1軍でプレーしたいと思っている。1軍にいれてうれしいし、これからチームに貢献したい」と、自身の“開幕”に安どした。
野村監督は「いいものを見せてくれた。四球で自滅するタイプでない」と高評価。今村、ミコライオにつなぐ“七回の男”が課題だったが今後、勝利の方程式入りに期待を寄せた。
「任されるところがあれば、そこで競争して勝ち取っていきたい」。母国・ベネズエラで大家族を支えるため来日した26歳はハングリーな目をぎらつかせた。