広瀬“浩二超え”11打席連続出塁!

 「ヤクルト8-7広島」(25日、神宮)

 広瀬が連続打席出塁記録を球団2位となる「11」まで伸ばした。絶好調の34歳は、2試合連続の4番に入り、この日も見事なつなぎに加え、勝負強さを発揮した。

 二回に中前に運び広瀬劇場の幕開け。0‐2の四回2死二塁で、赤川の134キロをフルスイング。打球は左翼フェンス直撃の適時二塁打となり反撃ののろしを上げた。

 「厳しいコースだったけど身体がうまく反応した。風にも乗ってくれたね」。二塁ベース上で右拳を握り、手をたたいて気合を前面に表した。

 1‐3の六回、菊池の2点二塁打で追い付き、なお無死二塁では初球が左腰付近に直撃する死球。広瀬は声を荒らげ、マウンドの赤川をギラリとにらみつけた。

 23日のヤクルト戦(神宮)の第1打席でも左腕に死球を受けており、今も腕は腫れ上がっている。「ビルドアップされたよ」とおどけていたが、2度目はさすがに温厚な男も怒った。

 この気迫にチームも乗り、この回、堂林の執念打で勝ち越した。5‐6と再逆転された八回には右前打を放ち、今季初の3安打。九回は1死満塁から押し出し四球を選び試合を振り出しにした。

 前試合では4四死球。この日は3安打2打点、2四死球。これで21日の巨人戦(マツダ)から11打席連続出塁となり、法大の大先輩でもある1977年の山本浩二ら4人が持つ10打席連続を抜き、67年の山本一義の持つ球団記録の「12」に王手をかけた。

編集者のオススメ記事

carp最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(carp)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス