ソコロビッチ“左門豊作”家族に成功誓う

 広島の新外国人選手、ミゲル・ソコロビッチ投手(26)とフレッド・ルイス外野手(32)が29日、広島市内のマツダスタジアムで入団会見を行った。ソコロビッチは、野球漫画『巨人の星』に登場する左門豊作のようなハングリー精神でジャパニーズドリームをつかむことを誓った。

 入団の決め手は?との質問に、ソコロビッチは「1番はお金。貧しい国に生まれ、家族をサポートするために良い給料のチームで働くのは当然」と即答した。生まれ育ったベネズエラには、両親など家族5人が暮らしている。17歳で米大リーグのレッドソックスにスカウトされ単身渡米。以後、大黒柱として家族を支えてきた。

 成功をつかむ‐。その強い意志は、野球漫画・『巨人の星』に登場する左門豊作と類似する。左門は作中、5人の妹弟を育てるためハングリー精神で野球に打ち込み大洋(現DeNA)に入団した。広島と契約金1000万円、年俸3000万円プラス出来高で1年契約を結んだ背番号「58」。「とにかく成功したい。その思いが強い」。飽くなき野心を胸に、ビッグマネーを手にする構えだ。

 最速151キロの直球を軸にスライダー、チェンジアップを操る。「マウンドで攻める投球をしたい」。まずは外国人枠を勝ち抜き、成功への第一歩を踏み出す。

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