日本ハム 二刀流・矢沢が今季初登板 MAX151キロ、1回無失点「昨年より全然いい」新庄監督「低めに伸びていくボール」建山コーチ「大きな戦力になる」

 7回から登板した矢沢(撮影・坂部計介)
 7回を無失点で抑え、捕手・伏見(右)と笑顔を見せる矢沢(撮影・今井雅貴) 
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 「オリックス3-1日本ハム」(4日、京セラドーム大阪)

 日本ハムが敗れ、新庄政権最多の貯金6を逃した。

 昨季のドラフト1位で投打二刀流の矢沢が今季初昇格初登板。七回に2番手としてマウンドに上がり、1安打無失点に抑えた。「ファームにいた時から観客が何人もいると思って投げていたので、いつも通りの緊張感でした。ただめちゃくちゃ力みました」と振り返った。

 この日は打撃練習に入らず、ブルペン要員として調整して試合に臨んだ。直球は最速151キロを計時。先頭のゴンザレスを遊ゴロ。紅林には左前打を浴びたが、広岡を右飛に打ち取った。続く福田の打席で紅林の盗塁を伏見が刺してスコアボードに0を刻んだ。

 「昨年はだましだまし投げていたので、それとは全然比べものにならないくらい投球フォームの躍動感も出てきましたし、力強いボールの数も増えてきたので昨年より全然いいと思います」と手応え十分の投球だった。

 建山投手コーチは「大きな戦力になると思います。ボールに対して力の伝え方とかしっかり取り組んで、いいストレート投げられるようになり、その分変化球ももちろん良くなっている。まあ楽しみですね」と評価した。

 新庄監督も「低めにもたれずに伸びていくような感じのボールを投げていた。ちょっと久々のマウンドであたふたしているような感じはしましたけど、自分で落ち着き直していいボールを放っていましたね」と目を細めた。

 矢沢は昨年11月に右有鉤骨鉤骨折と診断され手術。今春のキャンプは2軍で調整してきた。今季はイースタンで7試合に登板、防御率1・04の好成績。打率は・200だった。

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