日本ハム・新庄監督 今季初5連勝 政権最多の貯金「4」 上川畑が延長十二回に千金決勝打

 「楽天3-4日本ハム」(23日、楽天モバイルパーク)

 冷たい雨が降りしきる中、殊勲の一打が芝で弾んだ。日本ハムは延長十二回2死二、三塁。途中出場の上川畑が追い込まれながら左前決勝打。苦しんだ一戦をモノにして、引き分けを挟んで今季初の5連勝。そして、新庄政権最多で、19年8月9日以来の貯金4とした。

 「フォーク2球空振りして終わったと思いました。最後浮いて来てくれて良かったです」と上川畑。今季は故障で出遅れていた中、「何とか期待に応えたいと思いました」。“神川畑”のニックネームを持つ男が土壇場で勝負強さを発揮した。

 新庄監督は「上川畑君もよく打ったわ。追い込まれてからね」とヒーローを称えた。「勝ちに食らい付いていく一生懸命さを見たら涙が出て来るね。こんな勝ち、ある?」としみじみと語った。

 快勝ムードは一転していた。1点リードの八回1死、2イニング目に突入した2番手・金村が代打・茂木に同点ソロを被弾。リリーフ投手が複数イニングを投げる“回またぎ”。球団に特別査定を要求するなど、新庄監督が積極的に取り入れる戦法は、この日は裏目に。それでも「あそこは金村君で。ずっと抑えてくれていたしね。ここまで勝ちを作ってくれたのは金村君の力も大きいし」と振り返った。

 昨季は17勝31敗と大きく負け越した1点差試合はこれで5勝0敗。「2年間の成長。選手がいいとしか言いようがない」。粘りを身につけた選手が頼もしかった。

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