星稜・山下智将監督 父・智茂氏超えの春4強「なかなか越えられない壁だがうれしい」 石川県勢初4強「石川県が大変な中で背中押されている」

 ベスト4進出を決め、ナインと共に応援団にあいさつに向かう星稜・山下監督(中央奥)=撮影・山口登
 星稜総監督時代の父・山下智茂氏=2010年(撮影・中野裕美子)
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 「選抜高校野球・準々決勝、星稜5-0阿南光」(28日、甲子園球場)

 星稜が阿南光を投打に圧倒し、石川県勢初となる春ベスト4へ進出した。指揮を執った山下智将監督にとってはベスト8が最高だった父・智茂氏を超える4強となった。

 山下監督は「甲子園100年の歴史、96回の今大会で、なかなか越えられない壁ですけど、非常にうれしいです」と正直な思いを語った。

 山下監督の父・智茂氏は同校を春夏通じて25度甲子園に導いた名将で現在は同校名誉監督。夏準優勝はあるものの、春は8強が最高だった。

 能登半島地震の被災地で、今なお地震の爪痕が残る石川県の代表として出場。「我々だけの力でここまで来ることはできなくて。特に石川県が今大変な中で、何か背中を押されている気がして。いろんな人からいろんなパワーをもらっています。次も頑張ります」と準決勝へ向けて意欲を語った。

 この試合では、阿南光の高橋徳(あつし)監督との“2世対決”も制した。高橋監督の父・広氏は鳴門工を率いて2002年センバツで準Vだった。

 ほかの父子監督としては、浦和学院・森士前監督が13年春V、森大監督は22年春準Vなどがある。

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