負傷交代のヤクルト・中村は抹消へ 捕手陣に試練
「広島10-10ヤクルト」(9日、マツダスタジアム)
またしてもヤクルトに「試練」が訪れた。試合後の高津監督が、負傷交代した中村悠平捕手について、「抹消はする。明日、あさってという感じではないので」と話した。直後に病院に行っているという。
負傷交代となったのは三回だ。1死二、三塁から、田中広の打球が中堅頭上を越えた。懸命にアウトを狙ったホームへの送球は少し三塁側にそれる。中村も腕を伸ばす。その際に生還を狙った二走・会沢と交錯し、自分の力では起き上がることができず、支えられながらベンチに下がった。
高津監督は中村が病院に行ったことを明かし、「明日、あさってという感じではない」という報告を受けたという。また2戦欠場中の青木に関しては、「そんなに何日もという感じではない」と早期復帰を目指す方針だ。
ヤクルトの捕手陣に激震が走った。今季は開幕当日に、正捕手の中村がぎっくり腰で離脱。現在は嶋も骨折で離脱しており、シーズン序盤は1番手捕手と2番手捕手を欠いた状態で戦っていた。そんな中、中村が8月20日に復帰。最近では多く先発マスクをかぶっていた扇の要なだけに、早期復帰を待ちたい。