巨人 炭谷が入団会見 オレンジネクタイで“巨人愛”強調 原監督も同席

入団会見を行う巨人・炭谷銀仁朗=東京都千代田区のホテル・ニューオータニ(撮影・西岡正)
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 巨人は26日、西武からFA宣言した炭谷銀仁朗捕手(31)と正式契約を締結。原辰徳監督が同席し、都内ホテルで入団会見を行った。背番号は27。3年契約で年俸は1億5000万円。(推定)

 オレンジ色のジャイアンツカラーのネクタイを着用。巨人愛を示した炭谷は「このたび、入団することになりました。ジャイアンツという伝統ある球団に入団でき、光栄。日本一奪回に向けて力になれるよう、貢献できるよう頑張っていきたい」と抱負を語った。

 原監督は日本一奪還のために、必要なピースだったことを強調。「キャッチャーは非常に重要。若い小林、大城、宇佐見、いいキャッチャーはいますが、日本一を狙うには時期尚早。そういうなか、FAで炭谷選手の名前があった。真っ先に球団のほうに炭谷君をキャッチャーの一員にいれてくださいと、最初の願いを伝えました」とうなずいた。

 炭谷は堅実な守備力と勝負強い打撃に定評があり、通算1169試合に出場。13年と17年のWBC日本代表にも選出された。巨人にはレギュラー筆頭候補の小林に、宇佐見、大城、さらに来季からは阿部も捕手に復帰。捕手層は厚いが、炭谷の加入で競争激化は必至で、レベルの高い正捕手争いが繰り広げられることとなる。

 FA宣言後、16日に1回目の交渉。激しいチーム内競争を求める原監督から「優勝するために扇の要の炭谷選手がぜひともほしい」というメッセージも伝えられ、炭谷は「原監督からそうやって言っていただいたことは、大変うれしく思います」と話した。

 巨人はすでに今季メジャー20発のビヤヌエバ、オリックスの退団が決まった中島を獲得。広島からFA宣言した丸の獲得も目指しており、着々と補強を進めている。

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