昨年１１月に右肘を手術した楽天・茂木栄五郎内野手（２３）が１６日、仙台市の泉練習場で術後初めてバットスイングを行い、ネットスローも本格的に開始した。３月中旬のオープン戦合流と３０日の開幕戦・ロッテ戦（ＺＯＺＯ）に照準を置く茂木は「これを機に走塁面の意識を見つめ直したい」と２年ぶりの２桁盗塁を目標に掲げた。

　「順調に来ています。あくまでペースを上げすぎないよう慎重にやっています」。梨田監督からは既に１番起用を明言され、２桁盗塁指令も受けている。「リハビリの過程でも走ることはできる」と、昨季わずか「３」だった盗塁増へ、リードオフマンとしての自覚を示した。

　「１年間を乗り切ることも大事だし、結果も残したい」。走攻守でチームをけん引する姿だけを描いている。