英明 13安打12点!センバツへ大きく前進 コールドで同県対決制す

 「高校野球・秋季四国大会・準決勝、英明12-2高松商」(4日、高知県立春野球場)

 準決勝2試合が行われ、明徳義塾(高知)と英明(香川)が来春センバツ出場に当確ランプをともした。英明は高松商(香川)との同県対決を六回コールドで制し、3年ぶり2回目の決勝進出。明徳義塾はエース・市川悠太投手(2年)が5安打1失点の好投。松山聖陵(愛媛)・土居豪人投手(2年)とのプロ注目右腕対決を制し、3年連続14回目の決勝進出を決めた。決勝は5日、高知県立春野球場で行われる。

 英明が猛打で来春センバツ出場をほぼ確実にした。13安打12得点で六回コールド勝ち。高松商との同県対決を大勝で制し、香川智彦監督(60)は「期待してなかった打線があんなに打って、びっくりです」と喜んだ。

 鮮やかな集中打だった。1-1の三回、7番・中村太陽捕手(1年)のタイムリーで1点を勝ち越すと、なおも1死満塁で8番・山下鳴海外野手(2年)が左越えに走者一掃の適時二塁打。一挙5点で相手の1年生左腕・香川を攻略すると、6点リードの六回には3番・田中陸内野手(2年)の左越えソロ本塁打も飛び出した。

 香川大会では全5試合で2桁安打は一度もなく、チーム打率は・258。1年生エース・黒河竜司投手の力投に頼ってばかりだった野手陣は県大会後、8カ所の打撃ケージが並ぶ練習グラウンドで徹底的に打ち込んだ。主将の4番・千原凌平内野手(2年)は「みんな自主練でもバットを振り込んできた。その成果が出た」と胸を張った。

 3年ぶりの優勝がかかる決勝の相手は明徳義塾。最速145キロのプロ注目右腕・市川との対決だ。公式戦初アーチを放った田中は「神宮大会に行きたい。このまま勝ち続けたい」ときっぱり。勢いに乗った打線が昨年覇者に挑む。

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