ヤクルト小川SD4年ぶり監督復帰 96敗から巻き返しへ大変革だ
ヤクルトは5日、新監督に小川淳司前監督(60)が復帰すると発表した。シニアディレクター(SD)を経て4年ぶりの監督復帰で2年契約。東京・港区の球団事務所で記者会見を行った小川監督は「勝つということが目標。優勝は目指したい」と最下位からの巻き返しを誓った。
2軍監督を9年、代行を含め1軍監督を5年、SD職を3年務め、現在のチーム状況を熟知。会見に同席した衣笠剛球団社長兼オーナー代行(68)は「今のチームの全てを知っている。チーム力の強化、底上げをお願いし、了承いただきました」と監督要請の経緯を説明した。
今季は主力にケガ人が続出。控えや若手の選手が起用されたが、穴を埋めるほどの活躍とはいかず、球団ワーストのシーズン96敗を喫した。それだけに小川監督は「チーム力のアップが全て」と大変革を示唆。来季、小川新政権で下克上Vを目指す。