楽天、首位陥落…まさか則本6失点KO

 「西武7-4楽天」(2日、メットライフドーム)

 破竹の連勝街道を走る獅子の前に、楽天・則本が屈した。自身今季ワーストタイの6失点で6回KO。エースを立てて、連敗を喫した梨田楽天が「マイナス0・5差」で死守していた首位の座を明け渡した。

 「コンディションは悪くはなかったけど、調子が良くても打たれたら意味がない」。右腕は口を真一文字に結び、自らを責めた。三回には1死一、二塁で秋山を抑えながら、次打者・源田に投じた151キロの高め直球を右前に運ばれ同点。なおも満塁から自らの暴投で2者をかえした。敵の勢いをまざまざと見せつけられた。

 リーグトップタイの10勝を挙げている則本だが、西武戦だけ未勝利。「そこまでの意識はない。(西武が)調子がいいのも分かっているし、対応できたことがあったはず」とうつむいた。この日も、直球は自己最速に迫る157キロを連発したが「1、2、3でタイミングを合わせられていた」と与田投手コーチ。一様に重い足取りでバスに引き揚げた。

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