「交流戦、ヤクルト３－６日本ハム」（１８日、神宮球場）

　思い出の神宮で復活星を挙げ、日本ハム・有原は満面に笑みを浮かべた。不調のため５月２８日に出場選手登録を抹消され、２２日ぶりの１軍戦先発で５月２０日以来の４勝目。「チームに迷惑しかかけてなかったので悔しかった。結果を出したいと思っていたので、うれしい」と素直な思いを口にした。

　本来の力強いボールが戻った。最速１５０キロの直球を中心に、八回を投げ終えわずか１安打無失点の力投。六回の投球前に大雨が降り、２６分間の中断もあったが、集中力を切らさなかった。早大４年時以来のマウンドに上がり「懐かしかった」と躍動した。

　完投は逃したが「いいスタートが切れた。ここから頑張っていきたい」と有原。リーグ戦再開後も勝ち星を積み重ねる。