梶谷満弾「完璧でした」リーグトップ7号でDeNA5点差大逆転
「DeNA6-5ヤクルト」(6日、横浜スタジアム)
ひと振りで劣勢ムードを跳ね返した。DeNAは5点を追う八回に1点を返し、なお1死満塁。梶谷隆幸外野手(28)が右翼席へ、リーグ単独トップの7号同点満塁本塁打。「完璧でした。すごい声援で気持ち良かった」。値千金の一撃で、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。
読み勝ちだった。「決め打ちでした。自分が弱いと思われている、内角の真っすぐとカットボール(が来る)。落ちる球が来たらごめんなさいという感じで」。カウント1-1から小川が投じた内角直球を強振し、本拠地に歓喜をもたらした。
今季から打席での立ち位置を半足以上ベースから離れることで、厳しい内角攻めにも対応。本塁打の数は「すぐにゴー(筒香)に抜かれます」と謙遜するが、ラミレス監督は「下半身の使い方も向上している。去年(18本塁打)の倍は打つと思うよ」と断言する。
チームは6度目の挑戦で勝率5割に復帰。頼もしい28歳は「明日勝って、貯金していきます!」と、力強く約束した。