ＷＢＣキューバ代表のアルフレド・デスパイネ外野手（３０）とフレデリク・セペダ外野手（３６）が２日、チームで「日本丸裸」への情報共有を行っていることを明かした。７日の初戦で対戦するが、ＮＰＢ経験者のデスパイネは「日本の投手はどういう時にどんな球を投げるか、知識をできるだけ教えてます」と話した。

　今年からソフトバンクに移籍したデスパイネは、１４～１６年にロッテに在籍。７日の日本代表の先発は石川が濃厚。３年間同僚だった投手の特徴を存分に教授できる立場だ。元巨人のセペダも、２月２８日の日本対台湾プロ選抜を宿舎でテレビ観戦しながら、チームメートに日本情報を伝えていたという。要注意選手には元同僚の坂本勇を挙げ、「今回は特に坂本がいいと思う」と警戒した。

　この日、キューバ代表は京セラドームで調整。デスパイネはフリー打撃で４０スイング中１２本の柵越えで「日本に戻ってきて元気が出ました」と好調をアピール。２人の存在が、日本にとってグラウンド内外で脅威となるかもしれない。