西武・牧田“魔球”カーブ披露 WBC球で思わぬ副産物

 「西武春季キャンプ」(12日、南郷)

 WBC日本代表の西武・牧田和久投手(32)が12日、シート打撃で“魔球”を披露した。WBC公認球を使用したカーブが最遅84キロを計測。下手投げから独特の軌道を描く緩いボールが、外国人打者を封じる鍵となる。

 「今まで通りの感覚で投げただけ。意識して遅くしたわけではない」。キャンプ初の実戦登板で投じたスローカーブ。全30球のうちカーブを8球投げ、5球が80キロ台を記録した。

 シーズン中のスローカーブは、主に90~100キロ台。この日の直球の最速は124キロで、最大40キロの緩急差が生まれた。WBC公認球による思わぬ副産物を投球の幅を広げることにつなげる。

 打者12人に対して5安打を許す内容には「打たれた球と抑えた球がはっきりしていた。カーブも実戦で使えるのか、まだ分からない」と気を引き締めた。今後は18日の紅白戦に登板して投球の精度を高めていくが、サブマリンに新たな武器が加わった。

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